ゆるーい日々のきろく

マンションを購入しました。アラフォーの不妊治療記録。お金のこととか考えました。

新築マンションの火災保険を考えてみた

入居も3か月前に差し迫ってくると火災保険を考えなくてはなりませんね。

結構な金額にもなるのでマンション斡旋会社から送られてきた見積もりをそのまま信じて良いのか。。。契約にあたって色々調べてみました。

火災保険の契約で悩んでいる方、参考にしていただければと思います。

 

 

火災保険は火事の時だけではない

失火責任法により、軽過失によって火災を起こして近所に損害を与えたとしても、賠償責任を負わなくてよいことが定められています。(重過失や故意はダメです)

だから、もらい火事でも、自分の保険で守らなくてはならないんです。

 

パンフレットを見てみると、落雷や破裂・爆発の「火災」、台風や竜巻のときの「風害」など自然災害や、水道管破損による「水濡れ」、空き巣に入られた時の「盗難」など、住宅総合保険となってます。

 

これらの補償がパッケージになってる会社が多いですが、お住まいの立地や階数などにより変わってくるのが「水害」です。洪水とか浸水ですね(ここ毎年川が氾濫してますから)。河川が近くにある一戸建てやマンションの1階なら水害保証が含まれてるプランが良いですし、マンションの上の階なら外してよいでしょう。

 

 火災保険は2つの項目で構成されている

1つ目は、建物の保険です。

評価といってマンションの建物の評価額を保険会社などが設定してます。保険会社の見積もりサイトでも自分で確認できるのですが、所在地と占有面積など入力すればわかります。

もし3000万円で購入したマンションだとして評価価格が1000万円と出てきても驚かないで下さい。 3000万円には土地や共用部分とかも含まれてますので。。。

火災保険は専有部分だけにかかるので、例えば火災で全焼した際にどのくらいの金額でその部屋の再建ができるか、という金額です。

 

2つ目の項目は家財の保険です。

これは個人で設定することができます。パンフレットには家族構成をもとに参考価格が載ってますが、えらく高い!

30代後半夫婦2人で1000万円以上!皆さんこんなに持ってるの?!

自分の持ち物をいくら計算してもそんな金額にはならないし、何を基準にすれば良いのか?

うちは今回の引っ越しで購入したものプラスαくらいの金額に設定しました。

  

支払いは長期一括の割引がお得

昔は長期契約で35年契約ができていましたが、2015年以降は10年満期となってしまいました。それだけ近年は自然災害が多く見直しが増えてきたんですよね。

 

地震保険て必要?

地震保険て必要なの?って考える人もいますよね。

火災保険では、地震、噴火、津波が原因で発生した火災は補償対象外なので、これを補うためには地震保険に加入してなければなりません。

地震保険単独では加入できず、火災保険とセットで契約することになります。

保険金額は火災保険(主契約)の30~50%の範囲で自分で設定できます。

 

補償のイメージ

評価価格1000万円、家財500万円の火災保険に加入していた場合

例1、火災で全焼したとします。

通常の火災    建物1000万円、家財500万円 (火災保険適用)

地震による火災  建物500万円、家財250万円 (地震保険50%で加入の場合)

と補償される金額が変わってきます。

 

例2、地震でテレビが転倒し壊れた

地震保険の補償って損害率で補償額が決まるので、部屋の全体からみて何%くらいが損害を受けたか、ランクに応じて支払われる、そうです。

なので、テレビが倒れた → 新品購入費 は補償されないのです。

テレビと食器棚が倒れて電子レンジとかも落ちると一部損に当てはまるかも。。。とお話を聞きました。

しかも一部損でも契約金額の5%補償なので、

火災保険の家財500万円 → 地震保険では250万円の5% → 12万5千円

ですね。テレビと食器棚と電子レンジを買い直すには満足ではない金額ですかね。。。?


地震保険て、そもそも再取得のための補償ではなく、当面の間の生活再建費を目的としているそうです。

 

しかも、地震保険が適用される場合は、鑑定人という人が家に来て損害鑑定をして、という手順になるので時間がかかるそうです。

 

地震保険て高い

地震保険てあんまり貰えないのにビックリするくらい金額が高いです。金額の内訳をみたら、火災保険よりも地震保険のほうが高かったです。驚きです。

地震保険は国の法律に基づく保険なので、どの保険会社でも同じ金額になります。

しかも、地震保険は5年満期なので、火災保険を10年契約にしても5年後には地震保険だけまた支払いが発生します。

 

安くなる方法ってあるの?

1、物件を購入する地域を変える

地震が起きやすい地域は地震保険の金額が高く設定されていて、そうではない地域は金額が低いそうです。だからといって違う県に引っ越すのは現実的ではないですよね。

 

2、保険金額を低く設定する

地震保険は主契約の30~50%で設定できるので、40%や30%で契約すれば金額を下げることができます。もちろん補償額も低くなりますので、よく考えてくださいね。 

 

3、火災保険の汚損・破損を外す

火災保険の項目に戻るのですが、子供がいないから汚損や破損の補償は外して金額を下げる考えもあります。でも、部屋の掃除で家具を移動したときにぶつけたり、床を傷つけたりって大人でもしますけどね。 

 

個人賠償責任補償特約

特約ですが、日常生活の事故によって損害賠償責任を負ったときに備える保険で、家族全員が補償対象となります。

例えば、自転車に乗っていて歩行者にケガを負わせてしまったり、買い物中に陳列している商品を壊してしまったり、です。

この保険は自動車保険などに同じ特約を付けている方もいるので、重複するようなら入らなくてよいでしょう。ただし、自動車を乗らなくなったら(免許返納とか)保険から外れてしまうので注意です。

 

終わりに

各社パンフレットを見比べましたがマンション向け、戸建て向けなど特徴もありますね。

三井住友海上「暮らしのQQ隊」や楽天損保「ハウスアシスタンスサービス」など、水回りや鍵のトラブルがあった時には、戸建ての方とか安心じゃないでしょうか?(マンションは管理人さんに相談できるし)

楽天損保は、門や塀なども補償に含まれるそうなので、戸建て向けですかね。

 

結局マンションの斡旋の保険会社に決めてしまいました。団体割引が適用されるっていうのが一つのポイントですかね(笑)